1.初診(2001/5/21)

【MNさん】
性別:女性
年齢:27歳
職業:OL

【治療動機】
八重歯が気になっているだけでなく歯肉が腫れたり痛みをともなうことが多く、一度専門医に相談しようと思い、インターネットで調べ、いなげ矯正歯科医院を訪ねた。

 
 

2.検査・診断(2001/5/21)

【検査】
  1. 上顎の骨が前方に位置し、かつ、下顎の骨が後方に位置している。上顎と下顎の前後に大きくずれた骨格性上顎前突と認められた。

  2. 歯を並べる骨(歯槽骨)に比べ、歯の大きさ(歯の前後の幅)が大きすぎるために歯並びが凸凹になっていた。

  3. 左側の下顎第2小臼歯(下顎左側5番)は、子供の頃、内側に傾いて生えて来たため抜歯されていた。

  4. 左側の下顎第2大臼歯(下顎左側7番)は、欠損していた。

3.ブラケット一部装着(上顎犬歯/下顎大臼歯)(2001/7/11)

【治療】
上顎犬歯をゴムで後下方へ牽引中。

上顎右側4番と上顎左側4番Extの後に上顎右側3番、上顎左側3番下顎右側7,6番、下顎左側6,8番にブラケットを装置し、上顎右側3番と下顎右側6番を、上顎左側3番と下顎左側6番に輪ゴムを掛け後下方へ索引中。患者さんに物を食べるとき、歯をみがくとき以外は、輪ゴムをはずして、それ以外の時間は輪ゴムを装着していただくようお話ししました。

ブラケット一部装着

4.ブラケット装着(2001/7/31)

【治療】
上顎左側2番と下顎右側5番以外の歯にブラケットを装着し、はじめてのワイヤーを上下に装着して、移動を開始しました。
ワイヤーは断面の直径0.36ミリの丸型で、とてもやわらかいものです。
下顎右側5番にブラケットを装着していないので下顎右側5番の部分はワイヤーを通していません。
上顎右側2番に装着しなかったのは、上顎右側2番と上顎右側3番のかさなりが強かったためです。
下顎右側5番にブラケットを装着しなかったのは、上顎右側5番と下顎右側5番の咬み合わせの関係で下顎右側5番に対して適切な位置にブラケットを装着できなかったためです。

▼動的治療開始から20日
ブラケット装着

5.上顎2番のスペース獲得(2001/8/22)

【治療】
上顎左側2番と下顎右側5番にブラケットを装着し、ワイヤーを上下に装着しました。このワイヤーは、最初に入れたワイヤーと歯を並べるための力の強さは変わりませんが最初に入れたワイヤーより少し太いワイヤーです。
上顎右側2番と上顎左側2番を並べるために必要なスペースを獲得することを目的として、上顎右側3番と上顎左側3番を後方へ移動させるためにコイル状のスプリングを装着しました。

▼動的治療開始から1ヶ月※ワイヤーは、コイル状のスプリング
上顎2番スペース獲得

6.上顎2番の配列(2001/10/17)

【治療】
上顎左側2番を積極的に並べました。上顎犬歯はかなり降りてきています。

▼動的治療開始から3ヶ月
上顎2番配列

7.上下の歯を同一平面に配列中(2001/12/26)

【治療】
上顎左側2番を積極的に並べています。
下顎右側5番と下顎右側3番を索引するために輪ゴムを掛けています。

▼動的治療開始から5ヵ月
上下を同一平面に配列

8.上顎犬歯にJフック装着(2002/1/16)

【治療】
Jフックを上顎右側3番と上顎左側3番に装着しました。Jフック(リンク)を上顎右側3番と上顎左側3番に掛けることによって上顎右側3番と上顎左側3番を後方に移動するためです。

Jフック装着

9.上顎左側8番にブラケット装着(2002/2/27)

【治療】
上顎左側7番の抜歯のあとに上顎左側8番(親知らず)が萌出してきたためブラケットを装着して、上顎左側8番を並べはじめました。
Jフックは継続して使用。

▼動的治療開始から7ヶ月
ブラケット装着

10.取り外し式ゴム装着(2002/5/8)

治療
右側の出っ歯傾向の咬み合わせを治すため、断面が角型のワイヤーを用いて上顎右側7番と6番の間にコイル状のスプリングを押し込んで上顎右側7番を後方へ移動させる治療をしました。
上顎犬歯部と下顎の最後方臼歯との間に食事と歯みがきのとき以外ゴムを装着してもらいました。
夜間は、Jフックも併用してもらいました。以後の治療で使用するワイヤーの断面は角型です。

動的治療開始から9ヶ月
ゴム装着
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