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自分が好きになれました

 私は小学校中学校、永久歯が生え揃った頃から自分の容姿を気にするようになりました。自分の鏡や写真を見ると出っ歯で、笑うとなんだかブサイクだと思いました。人と面と向かって話している時に何かで可笑しくて笑った後、時々ハッと気付くのです。自分は歯を見せて笑うと醜いから思いっきり笑ってはいけなかったと。その事はいつの頃からか引っ込み思案になってしまった私の自信を益々なくしてしまう原因の一つでした。
 その頃、子供だった私は矯正すれば歯が綺麗になるだけでなく顔まで変われるとはまったく知りませんでした。両親もその頃は矯正に対する知識がほとんどといっていいほど無かったようです。
 最初にいなげ矯正歯科医院に行ったのは、就職してしばらくしてからでした。母に何かの時にふと「矯正してみる?」ときかれて初めてどういうものか深く興味を覚え、いったい実際自分の歯は治せるものなのか疑問をもちました。その後、実際に矯正歯科に行き稲毛先生が説明をしてくださった時、「頑張れば絶対に歯並びが綺麗になります。横顔も綺麗になって、顔の輪郭も今よりハッキリするでしょう。」という言葉は私には夢のようでした。でも、さすがに「頑張れば早くて4年で終わるでしょう。」という言葉には気の遠くなるような思いでした。気になる治療費の方も細かい説明を聞くと、OLの私でも払えない金額ではありませんでした。その為、無理なく自分の収入から支払をすることができる点にも安心しました。一つびっくりした事は、親知らずと上下2本ずつを抜かなければならないということでした。私の場合は、親知らずが生え始めを合わせて4本全てあったので、なんと合計で8本も抜かなければならないとのことでした。







 説明を終えた後、「しばらく考えてからお返事を下さい。」と先生は言って下さいました。私の母は、歯を抜かなければならないということにかなり抵抗があるようでしたが、私の決心は既に固まっていました。「治るのなら何年かかってもいい。変わりたい。」と私は心の中で強く思っていました。
 治療は確かに大変でした。まずは、8本の歯を抜くことから始まりました。抜いた後は確かに痛い思いをしたようです。「・・・ようです。」というのは、今となってはその痛みを完全に忘れてしまったからです。でもずっと慣れない装置をつけているのは厄介でした。
 私の場合、歯に直接つける装置とJフックと言うものを併用するやり方でした。Jフックというものは歯を後ろ側に移動するためのものです。先生にそれを少しでも長く着けていると、より綺麗に仕上がると言われ、仕事中もずっと着けていました。ただ、矯正の知識が全くない人には着けていると“DJ”?に見えるらしく、よくからかわれました。そのように、装置をつけていたことに関して何度からかわれても、何年言われ続けても慣れず、その度にとても嫌な思いをしました。でも同時に益々、「全ては治療の為。絶対綺麗になってやる。」という思いが強くなっていきました。ただ、度々へこたれそうにはなりました。矯正中はもちろん定期的に矯正歯科に通い、装置の説明などを行わなければならないのですが、通うのさえ、嫌になったこともありました。多分その頃はぶっきらぼうだったと思います。すみません。先生には大変お世話になりました。

 それでも、今は矯正をして本当によかったと思っています。だいぶ前にJフックは卒業しました。今はリテーナーという装置を使い、歯並びを綺麗に保つように努力しています。ただ、その装置は歯に簡単にはめ込める装置で今は夜しか着けてないので苦にはなりませんが。
 歯は綺麗になって、先生のおっしゃった通り横顔も綺麗になりました。前から見た顔の輪郭もシャープになりました。これは人によって違うかもしれませんが、私の場合「顔が小さい。」とよく言われるようになりました。何よりリテーナーに入る前、ほとんどの治療を終えて治療前と治療後の写真を見た時に歯並びが変わっただけなのに、顔が変わっていることにびっくりしました。家族に写真を見せると、やはり同じようにびっくりしていました。綺麗になれて、涙が出そうなくらい嬉しかったです。
 人は変われるものです。実際、私は変わりました。でも、どんなことでも自分が良いと思う方向にもって行くには努力が必要です。努力しただけ大きな幸せが待っているはずです。





 今年私は結婚しました。春に結婚式を行いましたが、その時式場で撮ってもらった写真を後日受け取りに行ったときにとても嬉しいことがありました。カメラマンさんが撮った写真の内、私の横顔の写真を指し、「普通は撮らないんですけどあまりにも横顔がお綺麗でしたので、撮らせていただきました。」と言われたことです。その時、改めて「頑張ってよかった。」と心から思いました。
 そして最近よく思うことがあります。それは、矯正をしていなかったら、主人と結婚していなかったかもしれないということです。

 矯正治療が進むにつれ、歯並びが整っていき、その結果笑顔が増え、自分が好きになれました。以前と比べて積極的になり、今まで自分のことで本当に精一杯だったのが、周囲に気を配ることができるようになりました。また、ここまで努力し続けられたということも大きな自信に繋がっていきました。
 心からの笑顔は自分だけでなく、周りの人も幸せにすることができます。だから、歯並びのせいで笑顔に自信が持てずにいるならばとてももったいないことだと思います。もし、私の身近に矯正治療を迷っている人がいたなら、迷わず勧めます。今さら、なんて関係ありません。私のように就職してから、というのも良いと思います。私は自分で治療費を支払っていたのでとてももったいなくて、治療が嫌になった時もやめるなどという考えは起こりませんでした。

 矯正治療中の方、これから始めようという方、頑張ってください。途中、挫けることもあるかもしれませんが、その都度頑張れた自分を褒めて認めてあげることが大切だと思います。
 そして、ここまで私の歯並びを綺麗にしてくださった先生方にお礼を申し上げます。まだまだこれからリテーナーを続けます。定期検診にもきちんといきますのでよろしくお願いいたします。
 最後にこのような文章を書く機会をくださり、ありがとうございました。また、この文章が少しでも多くの笑顔が増えるきっかけとなれば嬉しいです。
平成17年11月


【治療データ】
・動的治療期間(歯を動かす治療期間):1998年2月〜2002年5月
・保定的期間;2002年1月〜2004年11月
・現在は、予後観察中
・初診相談料:¥4,200
・検査料:¥52,500
・診断料:¥9,450
・矯正料(技術料、装置料)
  1年ごと:¥241,500
      ¥231,000
      ¥231,000
 矯正料小計¥703,500
・処置料(来院のたびに処置内容に応じて):¥3,675または¥5,250
  • 2007.10.23 Tuesday
  • -
  • 17:49
  • by いなげ矯正歯科医院



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